動物葬祭
こんにちは(*^^*)
天パー母ちゃんです。
大切なペットが亡くなったら。。
なんて考えたことがある方もいらっしゃるかと思います。
深い悲しみで、途方に暮れてしまう方もいるかもしれません。
大好きなペットを亡くし、その後、動物葬祭場を利用した経験をお伝えします。
参考の1つになれば幸いです。
チワワのごんちゃんが、15才でお空に旅だちました。
ごんちゃんは甲状腺ガンで、ガンが気道を圧迫して呼吸が苦しくなり、亡くなる前まで動物用の酸素を投入するゲージを使用していました。
ガンの痛みで鳴くことが増え、そろそろ心の準備をしておいたほうがよいと思い、横浜にある動物葬祭場に電話しました。
段取りを知っておくことで、亡くなってからネットなどで調べたりする時間を、ごんちゃんとのお別れの時間に使いたいと思いました。
そこは、20年弱前に亡くなったヨークシャーテリアのラッキーくんがお世話になったところです。
葬祭場に電話をし、いくつか確認をしました。
- 亡くなる日にもよるが、平日は勤務があるので、土日祝日に火葬を行ってくれるか
- 自宅からそちらの葬祭場まで遠いので、お迎えを頼めるか
とても丁寧に優しい声で教えてくれました。
話の途中から、考えるだけで涙が止まらなくなってしまいました。。
私が電話した動物葬祭場は、土日祝日関係なく行ってくれるとのことでした。又、ご遺体をお迎えに来てくれること、家族が揃う日まで霊安室でご遺体の安置もしていること、家族が乗車できる方法もあることを教えてくれました。
「そのときが来たらお願いします」と伝えて電話を切りました。
それから数週間後に、ごんちゃんは旅立ちました。
案の定、悲しみがピークに達し、しばらく膝に乗せ、感謝の気持ちを伝えると共に、自分の気持ちを落ち着かせることでいっぱいでした。
だんだん、ごんちゃんの体が冷たくなるのを感じました。
心を落ち着かせ、動物葬祭場へ電話をしました。とても優しい声で対応をしてくれました。
火葬のタイプの確認
→個別か、他のご遺体と合同か。立ち会いか、全てお任せか。
個別で立ち会いをお願いしました。
火葬の日程
→時間によっては、当日も可能とのことでした。
勤務の関係もあり、6日後の休日にしました。
火葬までの間のご遺体の保管について
→葬祭場で預かってくれることもできるとのことでした。
最後まで自宅でお別れをしたかったので、火葬当日まで自宅保管にしました。
ご遺体の自宅保管について
→食事をした後ということもあり、食べ物、内臓が腐敗しないように、お腹を中心に冷やしたほうが良いとのことでした。
火葬の当日について
→葬祭場までどのように来るか
自宅から火葬場まで、かなりの距離があり、車が無いため、自宅までお迎えに来てもらうことにしました。
納骨について
→火葬の当日に合祀するか、1年間お寺で納骨して、その後に合祀するか
1年間お寺で納骨をしてもらうことにしました。
葬祭場の方との話しは以上でした。
段ボール
ご遺体の大きさに合った段ボールをスーパーでもらいました。
ごんちゃんがよく使っていたタオルや母ちゃんの匂いの付いたシャツなどを入れて、ご遺体を入れました。
お花
いつも太陽のような存在であったごんちゃんに、黄色い花を中心に選び、箱に敷き詰めました。
ドライアイス
火葬まで日数があるので、保冷剤のみでは間に合わないと思い、ドライアイスを販売しているお店をネットで検索しました。
運良く、近所にありましたので、そのお店に連絡をしました。事情を説明したら、届けてくれました。
5kgのドライアイスは、2日くらいしかもたないとのことで、6日間の保管に対して、初回を含めて3回注文をすることにしました。
ドライアイスや保冷剤でご遺体が濡れないように、タオルやペットトイレシートで包んでお腹を中心に冷やすように箱に入れました。
びわの葉
ごんちゃんのことをよく知っていて、犬好きの親友に連絡をしました。すごく温かい言葉をかけてくれました。火葬まで日数があることを伝えたところ、「びわの葉」のことを教えてくれました。
びわの葉は、腐敗防止になるそうで、ご遺体が綺麗な状態である程度保管ができるとのことでした。
早速ネットで注文しました。
腐敗を防ぐように、お腹を中心に箱に入れました。
線香
夜は付けませんでしたが、近くにいる間は、お線香を絶やしませんでした。
お花のお届け
びわの葉を教えてくれた親友から、母ちゃんとごんちゃん宛に、お花を送ってくれました。元気なごんちゃんをイメージした、明るくてかわいいお花でした。
親友に改めて尊敬と感謝をしました。
火葬の当日
午前10時に乗用車で自宅に迎えに来てくれました。
母と2人でごんちゃんを運びました。
到着まで40分くらいかかったと思います。
ごんちゃんをさすりながら、言葉をかけていました。
車内は、小田和正のCDが流れていました。
「たしかなこと」
♪忘れないでどんなときも
ずっとそばにいるから。。。
「さよなら」
♪愛したのは確かに君だけ
そのままの君だけ。。。
特にこの曲が印象的で、涙が止まりませんでした。
葬祭場に到着し、受付を済ましました。
まず、前室で、お線香をあげ、ご焼香をしました。
いよいよお別れです。
男性の担当者が2人いました。
棺が用意されていて、母ちゃんと母で段ボールから棺へ移動しました。
棺の中には、お花と少しの思い出を入れてあげてください。と言われたので、ごんちゃんが大好きだった母ちゃんの匂い付きのシャツを入れました。
もう一度お線香とご焼香をし、担当者が火葬炉に運びました。
母ちゃんと母のところに来てから、入院中以外、1人でどこかに行くことなんて1度もなかったごんちゃんが、母ちゃんと母の元を離れて静かに旅立ちました。一番辛い瞬間でした。
悲しみの中、ごんちゃんとの思い出を母と語りながら、待つこと40分、呼ばれました。
遺骨となったごんちゃんとの対面でした。
小さくなってしまった姿を見て、また涙が溢れました。
1人でよく頑張ったね!と。
15才で甲状腺ガン以外は、血液検査も問題なく、元気そのものだったこともあり、年齢の割には骨がしっかりしていると言われました。
担当者の方の印象的な言葉が、
「ご病気があったんですね。痛みや苦しみから解放されてますよ。」と。
ガンの痛みと、呼吸の苦しさを最期まで感じていた様子だったので、この言葉を聞いて、気持ちが落ち着きました。
母と一緒に骨上げをし、小さな体を骨壺へ納めました。のど仏も見ることができました。
納骨
こちらの動物葬祭場は、ペット火葬場から車で5分くらいのところに、お寺に併設のペット納骨堂があり、骨上げのあと、車で連れて行ってくれました。
ペット納骨堂では、毎朝お経をあげてご供養をしてくれているそうで、安心できました。
こちらで1年、ご供養をしていただくことにしました。
おちょこを渡してくれて、お水を入れて骨壺のところにお供えしました。
回りを見ると、写真や、ペットボトルの水、おやつやフード(袋や缶に入ったもの)がお供えしてある方が多かったです。
あいにく、写真やフードなどの用意をしていなかったので、お水だけお供えしました。
母は高齢で、こちらの納骨堂までは自宅からかなり遠いので、1年後の合祀の日に、また来ることにしました。
こちらのペット納骨堂は、年中無休、予約無しで来れるそうで、ご近所の方は、月命日や、頻繁に来る方も多いそうです。お盆などは、自宅へ骨壺を持ち帰る方もいるそうです。
愛されたペットたちなんだなぁと感じました。
最後にお線香をあげ、帰ることにしました。
ペット納骨堂から近い駅まで車で送ってくれました。
葬儀社選びのポイント
悲しみの最中に、その後どうしたら良いか考えが思い付かず、ネットなどで動物の葬儀等を調べると思います。
手軽さという面で移動火葬車などでの出張火葬も増えてきています。
供養の施設が不明であったり、責任の所在が曖昧な業者もあるようです。
他にも、お骨が真っ黒になったとか、高額な請求が来たなど、トラブルのニュースも耳にします。
母ちゃんのご近所の方は、電話をしたらすぐに来てくれたが、手続きをしてお金を支払い、愛犬のご遺体を預けるとすぐに車に入れ、最後の挨拶もできないまま、ドアをバタンとしめて行ってしまったと悲しんでいました。
そのあと、どのように供養してくれているのか、思い出すだけで涙が出るそうです。
今は、動物葬祭ディレクターという資格もあるそうです。命について勉強された方と相談できたりすると、そのご家庭に合った最期の迎え方の参考になるかもしれませんね。
どんな生き物も、最期の時があります。
悔いのない最期の瞬間を迎えるために、少し考える時間を作ってみませんか?