愛犬 甲状腺ガン発覚から放射線治療⑤
こんにちは(*^^*)
天パー母ちゃんです。
愛犬ゴンちゃんが甲状腺ガンを経験し、そのときの治療の記録です。
7年程前になるのですが、その当時、ネットで調べても調べても、同じような症状、治療、予後について、全く見つからず、不安ばかりでした。
同じ病気で悩んでいる方のお役に立てたら幸いです。
いよいよ放射線治療のための入院です。
放射線治療は、月曜日、水曜日、金曜日の週に3回です。
日曜日の午後に入院しました。
ゴンちゃんは、大の犬嫌いで、近くに犬がいると、かなり興奮して吠えます。
- できるだけ他の犬と会わないようにしてください。
- さみしがりやなので、声をかけてあげてください。
と先生に涙しながらお願いし、ゴンちゃんを預けました。
翌日、第1回目の放射線治療。
夕方には終了していると思い、病院へ電話をしました。
無事に終了したとのことでした。
ゴンちゃんのことで頭がいっぱいでした。
職場の夏休み期間が7月~9月までに10日間取れたので、全てゴンちゃんのために使いました。
1回目の放射線治療の翌日、1回目の面会。
面会時間は、午後1時~4時の間で、体調を考えてあまり長くならないように、ということでした。
早く会いたくて、午後1時に行きました。
ソファーやテレビのある面会室に看護師さんがゴンちゃんを連れてきてくれました。
脇腹には胃ろうチューブ、腕には点滴用のチューブが付いていましたが、いつもの元気なゴンちゃんでした。
「入院のゲージでは、緊張している様子で、奥のほうにいますが、声をかけると寄ってきてくれます。正面に他の犬が見えない位置にしています。」と看護師さんが伝えてくれました。
お昼ごはんがこれからということで、看護師さんからシリンジ(注射器の針のないもの)とフードを渡されました。
フードは、缶詰めのフードにお湯を混ぜたような流動食です。
シリンジに流動食を入れ、先端をゴンちゃんの胃ろうチューブに繋ぎ、ゆっくり入れました。
同じ時間の面会は、ねこちゃんだけで、ワンちゃんがいなかったので、興奮して吠えることもなく、ゆっくり落ち着いてチューブから流動食をあげることができました。
しばらく二人の時間を過ごし、また来るねと伝えて、看護師さんに預けてお願いしました。
水曜日に2回目の放射線治療、木曜日に2回目の面会をしました。
金曜日に3回目の放射線治療があり、外泊のため、仕事が終わってから、ゴンちゃんを迎えに行きました。
病院と自宅は、2つの電車とバスを乗り継いで、1時間かかります。ゴンちゃんの体力が消耗してしまわないかも心配でしたが、犬嫌いのゴンちゃんの入院生活のストレスを和らげてあげることを優先し、金曜日の夜~日曜日の昼まで外泊し、自宅でゆっくり過ごしてもらうことにしました。
自宅では、胃ろうチューブの管理と、食事に集中しました。
胃ろうチューブがプランと外れないよう、お腹のネットの包帯に収まっているか、よく観察しました。チューブがプランと外れていると、床にチューブの先端が付いてしまうので、衛生的に良くないかなぁって思いました。
食事は、病院で出してもらった缶詰めの1/4をぬるま湯に溶いて流動食を作ります。
先に、ぬるま湯を10mlくらい小さなシリンジで、チューブから入れます。
その次に、流動食を太めのシリンジに入れ、ゆっくりチューブから入れます。シリンジが空になったらまた流動食を入れ、4~5回繰り返して終わりました。
最後に、ぬるま湯を10mlくらい小さなシリンジでチューブから入れて、食事が完了しました。
病院から、「一度にたくさんチューブからの食事ができないので、1缶を1日4回に分けてあげてください。」と指示があったので、その通りにしました。
ゴンちゃん自身は、人間と違い、ガンの治療のために胃ろうチューブをし、大好きな母ちゃんと離れて入院をして、放射線治療を行っていることは理解できていません。
なぜ数日前までは口からごはんを食べていたのに、急に食べさせてもらえないのかも理解できません。
自宅のゴンちゃんが見えるところに食べ物を置かないように配慮しましたが、床を舐めたりして、ホコリを口に入れているような様子が少し見られました。
そりゃ、口から食べたいよね。
ゆっくり自宅で過ごし、日曜日のお昼に病院へ向かいました。
また放射線治療と入院生活が始まります。