愛犬 胃ろうチューブ
こんにちは(*^^*)
天パー母ちゃんです。
動物の医療も、人間と同じに、日々進歩しているようです。
愛犬ゴンちゃんが甲状腺ガンを経験し、そのときの治療の記録です。
7年程前になるのですが、その当時、ネットで調べても調べても、同じような症状、治療、予後について、全く見つからず、不安ばかりでした。
同じ病気で悩んでいる方のお役に立てたら幸いです。
ガン治療については、
をご覧ください。
胃ろうチューブ
放射線治療が始まると、喉が火傷の状態になるので、口から食事ができなくなります。
全身麻酔をして、内視鏡を行いながら胃に穴を開けて、チューブを取り付けます。
そこから流動食を入れる食事になります。
放射線治療を開始する前に、胃ろうチューブを設置する手術をしました。
胃ろうチューブを付ける期間としては3~4ヶ月間と言われました。
余命3ヶ月と言われたところから、放射線治療を決断し、胃ろうチューブの期間が3~4ヶ月と言われると、不安になりました。
チューブを外すことなく亡くなってしまうのではないか、そうならば、放射線治療も含めて、あえて、辛い思いをさせないほうが良いのか。
しかし、ガン以外健康なので、体力がある状態で呼吸が苦しく、苦しんで亡くなるより、老衰で看取ってあげたいと思い、放射線治療の効果を期待して、胃ろうチューブも含めた放射線治療をすることにしました。
全身麻酔の同意書を書き、ゴンちゃんに大丈夫だよ。頑張ってね。と声をかけ、先生に預けました。
2時間くらい待合室で待ちました。
ゴンちゃんと再会したときは、左脇腹にチューブが取り付けられ、チューブがプラプラしないように、腹巻きのようなネットの包帯がされていました。
放射線治療のため、1ヶ月の入院でしたが、週末は外泊して、自宅で過ごしました。
外泊時、胃ろうチューブがプランと外れないよう、お腹のネットの包帯に収まっているか、よく観察しました。チューブがプランと外れていると、床にチューブの先端が付いてしまうので、衛生的に良くないかなぁって思いました。
食事
食事は、病院で出してもらった缶詰をぬるま湯に溶いて流動食を作ります。
病院より、1度にたくさんの食事ができないので、1日に4~5回に分けてあげてくださいと言われたので、4回に分けて食事をあげることにしました。
病院で出してもらった缶詰を1日に1缶あげるので、缶詰の1/4をぬるま湯に溶いて流動食を作りました。
先に、ぬるま湯を10mlくらい小さなシリンジで、チューブの先端から入れます。
その次に、流動食を太めのシリンジに入れ、チューブの先端からゆっくり入れます。シリンジが空になったらまた流動食を入れ、4~5回繰り返して終わりました。
最後に、ぬるま湯を10mlくらい小さなシリンジでチューブの先端から入れて、食事が完了しました。
放射線治療の途中から、副作用による嘔吐や下痢があったので、薬をもらいました。
薬も口から飲ませず、水に溶いて、胃ろうチューブから入れました。
初めは慣れず、手間取ってしまい、時間がかかってしまいましたが、慣れたら、缶のフードをお湯に溶いて流動食を作るところから、最後のぬるま湯を入れるところまで20分くらいでできるようになりました。
服
9月に胃ろうチューブを取り付け、1ヶ月放射線治療をしましたが、10月半ばから肌寒い日もあり、家の中で服を着させました。
ネットで調べて、胃ろうチューブ用のペット服を手作りで販売をしているところを見つけました。
お腹周り、首からしっぽの付け根までのサイズを伝えて、ゴンちゃんに合った服を作ってもらいました。
チューブの付いている左側に穴があり、そこからチューブを出し、背中にあるポケットにチューブを収納できる作りになっていました。
しばらく、病院で付けてくれたネットの包帯を使っていましたが、服を買って、チューブの管理がラクになりました。
浸出液
左脇腹の胃ろうチューブの設置部分から、浸出液が出ているのが気になりました。浸出液が固まり、かさぶたのようになってしまうのです。担当の先生からは、大きな問題では無いと言われました。ガーゼをチューブの回りに当てることになりました。
ゴンちゃんは、自分がガンで、治療のために胃ろうチューブを付けて、放射線治療をしているなんて理解はできなかったでしょうから、辛い治療ももちろんですが、なぜ口からごはんを食べさせてくれないのか、それがストレスだったと思います。
家のホコリを舐めたりする行動が、たまにありました。
食べ物をできるだけ見せないようし、ゴンちゃんを抱きしめ、愛情を伝えました。
チューブ取り外し
退院後4ヶ月で、いよいよ、チューブを取り外す日が来ました。
放射線治療の効果があり、退院後3ヶ月のCT検査で、甲状腺のガンが半分以下に小さくなっていることが確認できました。
そこで、胃ろうチューブを取り外すことが決まりました。
胃ろうチューブを5ヶ月間付けていたことになります。
1日4回の流動食でのチューブからの食事は、慣れましたが、簡単なことではなかったです。そして、口からの食事を中止されたゴンちゃん、良く頑張りました。
チューブを取り外す2週間くらい前から、口からの食事を少しずつ慣らしていきました。
下痢と嘔吐は、たまにまだありましたので、少しずつ、少しずつ、手のひらからあげました。かなりの勢いで食べてました(笑)
チューブを取り外す日、全身麻酔で行うため、また同意書を記入し、先生にゴンちゃんを預けました。
2時間程待ち、ゴンちゃんと再会したときは、チューブの無い、いつものゴンちゃんでした。
チューブの設置部分は、糸で縫ってあり、ガーゼが付けられていました。
2週間後に、抜糸をする予約をしました。
ゴンちゃん、ホントにおつかれまでした。
チューブを取り外してから2週間経ち、チューブ設置部分の抜糸が行われました。麻酔はせず、私もいる診察室で、行われました。
穴がしっかりふさがっていないようで、テープでふさぐように処置し、更に1週間後に予約を取ることになりました。
1週間経ち、チューブ設置部分を確認すると、やはり、ふさがっていない状態でした。担当の先生より、今の状態でもう一度縫っても、皮膚がくっつかないと言われ、そのままにすることになりました。
問題としては、チューブが付いているときのように、浸出液が出ること。それが固まって、皮膚の回りに付くこと。でした。
食べた食事が穴から出ることは無いと言われました。
化膿止めの塗り薬をガーゼに付けて、それをチューブ設置部分の穴に当ててくれました。
しばらくは、塗り薬を使用することになりました。
ゴンちゃんは、口から食事のみとなり、入院前と同様1日2回のカリカリのドッグフードの食事に戻しました。
下痢も嘔吐も無くなりました。
浸出液対応
本来ならば、胃ろうチューブを取り外したあと、穴がふさがるはずでしたが、ゴンちゃんの場合、何らかの理由で穴がふさがらずに、開いたままになってしまったので、穴から常に浸出液がじわーっとガーゼににじむ程度出て、それが固まるという状態となりました。ガーゼを当てて、テープで止めて、ネットの包帯をして対応しました。
ゴンちゃんのその後は、