ケアニン

こんにちは

天パー母ちゃんです(*^^*)

 

介護職の初任者研修の導入講座の中で、映画「ケアニン」を観ました。

 

介護の現場を知らない母ちゃんには衝撃的な映画でした。

 

新人の介護士が、ある高齢の女性と出会い、その女性が認知症であることから、家族の葛藤、介護職員への不安、受け入れを目の当たりにし、その女性の生きてきた全てを尊重し、学び、その女性の最期を家族と共に過ごすというストーリーです。その後、仕事を続けるか悩んでいる新人介護士に、ある嬉しい知らせがあり、介護の仕事を続ける意志が固まるという、感動のエンディングです。

 

小規模の認知症の方が利用するグループホームのような施設が舞台なのですが、初めて見る光景に、驚きばかりでした。

尿失禁をしてしまって、新人介護士の対応が悪くて急に怒り出す男性。しかし、女性介護士が、「あら社長」と声掛けすると「いや、俺は部長だよ」と嬉しそうにし、着替えをする姿。

昔モデルをやっていた女性が、着飾って散歩に行く姿。

動かずだんまりを続けた人が、昔大工さんだったことを思い出すような声掛けをすると、イキイキしてノコギリを使い出す姿。

 

認知症、聞いたことあるし、知っているようでしたが、きちんと学んだことがないので、認知症であるという、その状態しか想像していませんでした。

しかし、その人がどんな人生を過ごしてきたか、どんなことが嬉しいのか、今何が不安なのかを考えながら接していくということ、どんな接し方が喜ばれるか、ご利用者さんやその家族に安心して過ごしてもらえるかを、この映画を通して、とても考えさせられました。

 

エンディング、新人介護士にある嬉しい知らせがありました。そこから、仕事を続けるか悩んでいた気持ちが前向きになったのですが、

それは、最期まで担当した女性のご家族から、あるメモをもらったのです。そして、ご家族からのありがとうの言葉。

認知症が進み、家族のことも、今まで出来ていた日常のことも、どんどん忘れていく中、新人介護士のことを忘れないようにするためであろう、「              」のメモ書き。

それが画面に出た瞬間、会場の人の多くが涙を流し、すすり泣きをする人もいました。

私も、会場の雰囲気で涙が出てしまいました。

が、しかし、後方に座っていた母ちゃんは、画面の文字が見えず。。

一番いいところが、見えず。。

新人介護士が、今後も頑張って行こう。というところで映画が終了しました。

 

隣の席の人に、「あのメモ、何て書いてあったんですか?」と勇気を出して聞きました。

 

内容は。。。

 

介護の仕事を考えている人もそうで無い人も、いつかは、自分の親も、自分も老いてきます。人それぞれ感想が違うと思いますが、もし、この映画を見る機会があったら、ぜひ、前のほうで、ご覧になってくださいね。